DS@alphaとは?
DS@alphaはWordやExcleなどの文書ファイルに各々ファイル単位での暗号化処理を施すことで、情報漏えいを防ぐことを目的としたセキュリティサービスです。ファイルごとに暗号化されるので、ファイルサーバから文書を取り出しても、さらにファイルがクライアントの手元を離れても、文書内容は守られます。「使った後は金庫に戻す」そんな決まりごとは必要ありません。
どんなやり方で暗号化するのですか?
ファイルまたはフォルダを右クリックすると暗号化メニューが現れますので、そこで暗号化を行います。このとき、単に暗号化文書を生成するだけでなく、文書の重要度・目的等によって文書はレベル分けすることができます。
暗号化操作のために、いままでの業務に影響が出るのは困る。
文書の保存時に自動的に暗号化することができます。この“強制暗号化”機能を設定することで「暗号化する」という作業が不要となり、通常の業務の中ではDS@alpha導入による変化を意識することはありません。
※設定は弊社サーバにて行います。
セキュリティ対策というと費用や管理が大変そうですが。
DS@alphaはユーザ一人あたりの月額使用代金にて安価にご利用いただけます。またサーバの準備・管理は弊社にて行いますので、お客様はPCにソフトをインストールしていただくだけでサービスをすぐにお使いいただけます。難しい技術や知識などは必要ありません。必要なのはリスクマネジメントに対するお客様の高い意識です。
クラウドにするとどんな利点がありますか?
クラウドサービスは商品を「レンタル」でご利用いただくことによって低コストでのご導入を実現します。また、これまで経費として計上できなかった運用コストを、月々の利用料として計上できる利点もあります。アップグレード費用や管理者の人件費、サーバのバックアップなど見えないコストが、実はTCO(total cost of ownership:総所有コスト)の大きな割合を占めている、というのはなかなか知られていないことなのです。
暗号化できるファイルはどのようなものですか?
すべてのファイルを暗号化できます。
DS@alphaを利用するために必要なのはどのような環境ですか?
動作環境は下記の環境となります。
OS: Windows XP / Windows Vista / Windows7(いずれも最新のサービスパック適用)
CPU: Pentium4 2GHz以上
メモリ: 512MB以上(Vista / 7 は1GB以上)
ネットワーク:ADSL回線以上
暗号化の種類は?
AES 128bit,256bit(Advanced Encryption Standard/米国政府標準暗号)方式のどちらかを選択できます。
文書を暗号化する以外に特徴はありますか?
文書を単に暗号化するだけではなく、その閲覧・保存・印刷等の実行権限を各ユーザごとの必要に応じて割り当てることで、情報漏えいのリスクはさらに小さくできます。たとえば文書の暗号レベルを使い分けることで、全員に見せたい文書、一部の人だけが見ることができる文書を使い分けることが可能です。また、文書に対するユーザの操作はログとして保存されるので、内部漏えいに強い抑止効果が期待できます。
取引先にも暗号化した文書を送りたい。
DS@alphaを導入されていないPCにも「外部送信セキュリティファイル」で暗号化文書を送ることができます。また、閲覧回数や期間に制限を設けることもできますので、送信した相手からの情報漏えいに対しても防御を行えます。
サーバでは何をしているのですか?
弊社で用意しているサーバではお客様のID、およびその文書に対するポリシー(権限や立ち振舞い)と操作ログを管理しています。弊社サーバとの通信のやりとりで、お客様の文書自体がインターネット上を行き交うことはありません。対象文書そのものはお客様で管理していただきますので、弊社では一切関知しません。
ネットワーク接続が切断された場合、暗号化の機能は使えなくなるのですか?
すでに暗号化された文書を開くことはできなくなるのですか?
DS@alphaには“オフラインログイン”という機能があり、この機能をオンにした状態でサービスをご提供します。これにより、クライアントとサーバとの接続に障害が発生した場合でもDS@alphaを接続回復まで継続してご利用いただけます。(ただし、一部機能はご利用いただけなくなります。)
ユーザの表示スピードはどの程度ですか?
1クライアントあたり約200~300KB程度の情報量が1回に発生する可能性があります。通信量としてはさほど負担にならず、DS@alpha利用前と比較しても全く変わりはありません。
利用に当たっての制限はありますか?
インターネット回線に接続できる必要があります。それ以外に特に制限はありません。各クライアント間の物理距離にかかわらずご利用いただけるので、たとえば北海道と沖縄の2拠点で同一のシステムを共有することも可能です。
どこからもサーバにアクセスできるということは、セキュリティ上問題ないのでしょうか。
クライアントからサーバへのアクセス時には①暗号通信ツールによる認証②DS@alphaへのログインの2段階でチェックを設けて不正アクセスを防ぎます。文書ファイルに関しては本システムのネットワークを行き来することはないので文書の漏えいに関しても心配ありません。
ログインIDまたはパスワードを忘れてしまった。
所定の手続きの元、弊社にてIDまたはパスワードを再発行いたします。弊社セキュリティソリューション部DS@alpha担当までご連絡ください。
編集権限があるのに、文書の保存ができない。
文書を開いたときに「他のユーザが使用中のため、この文書は読み取り専用で開きます。」というメッセージが表示された場合、その文書が他のユーザに使用されているか、文書のプロパティの読み取り専用属性にチェックが入っています。この2点を確認してから編集の作業を行ってください。
申し込みからどのくらいで利用できるようになりますか?
口座振替依頼書を弊社にお送りいただいてから、内容確認のために1週間から10日程度を要します。確認が取れました後にご利用開始となります。
使い始めるには何が必要なの?
PCにソフトをインストールしていただくだけでお使いいただけます。インストールするソフトについては、弊社よりご案内いたします。通信の暗号化に用いる認証システムの設定にはいくつかの手順がありますので、マニュアルをご参照ください。